「ビッグヒストリー入門」を読んだのでメモ

ビッグヒストリー入門-科学の力で読み解く世界史-

ビル・ゲイツ推薦にまんまとつられて購入。IT事業従事者はビル・ゲイツ推薦書は購入義務があります。

本書は歴史書です。Gウェルズって人ははこう言ったらしいです「共通の歴史思想なしに共通の平和や繁栄はあり得ない」。ビッグヒストリーは138億年前からの大きな世界史の概要。偉人は歴史から学びますからね。あらためて大きく歴史は振り返ってみました。

ざっと年表

農耕社会へ

人々は狩猟採取していた時代には大変豊かだったってのはサピエンス史で読んだ。しかし、この本では狩猟採取 -> 農耕への移り変わりに関して、生産性の切り口から語る。氷河期が終わり、生産性が一気にあがった狩猟採集民は、定住して生活できるようになった。定住が始まり移動する必要もなく、食料も多いので人口はどんどん増えていった。次第に、狩猟採集だけでは人口急増したコミュニティを維持できなくなり、農耕やらないと辛くなった。という話らしい。

そして分業へ

農耕技術が高まり、つらいながらも生活できるようになった。すると、分業が始まっていく。祭祀や貯蔵庫の管理人、他の村から貯蔵を守る戦士。このように、富が現れた時に分業が進み、あたらしい富の概念が生まれる。ルネッサンス期も、生活に余裕がでた貴族たちが芸術や哲学に明け暮れた。その後も効率を求めた人類は、分業をすすめ、効率性をもとめ、豊かになってきましたよねと。

分業について思ったこと

分業と効率的と豊かさの話はよくわかる。小さいプロジェクトを少人数始めると、多くのことを一人がいっぱいやらなければいけない。分業できない状態だ。1人でいっぱいやるほうが効率よかったりする。作業をわけたり引き継いだりするのもの億劫だ。そもそも、そんなに人員はいない。はじめはこうやって始まる。ちなみに、個人的にはこの状態が楽しい。

次第に人数が増えてくると分業が進む。当然そうあるべき。効率性や、品質もあがりプロダクトは次のフェーズにいく。さらなる価値を発揮する。ま、そういうもんだよなーって思ったって話。