「MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法」を読んだのでメモ

MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

Twitterでお馴染み、じっちゃまこと広瀬隆雄さんの本。いろんなブロガーさんからおすすめされていていつか読みたいと思っていた。 米国の投資家の間では常識と考えられている普遍的な考え方が紹介されている。 こういう本こそ、株式投資始めてすぐのタイミングで読んでおきたかったなと思った。 地に足のついた投資の技術を学べる有益な本だった。

メモ

Market Hack流投資術10カ条

1.営業キャッシュフローのよい会社を買え

  • 営業CFはごまかしずらい
  • 営業CFが年々増えている会社が望ましい
  • 純利益が営業CFより大きい場合は粉飾リスクあり
  • 営業CFマージンが15 - 35%を狙う
    • 米国の平均は11.9%
  • DSOが増えている場合は無理している可能性がある

2.保有銘柄の四半期決済のチェックを怠るな

  • いい決算とは以下の3つを満たす場合
    • EPSがコンセンサス予想を超える
    • 売上がコンセンサス予想を超える
    • ガイダンスが来期のEPSと売上の予想を超える
  • コンセンサスとはアナリスト予想の平均値
  • ガイダンスは、会社側が提示する予想数字

3.業績・株価の動きが荒々しい銘柄と、おとなしい銘柄をうまく使い分けろ

  • 配当利回りが高い銘柄は、もう成長が鈍化しているような企業ほとんどなので大きなキャピタルゲインは稀
  • その反面、大きくやられる可能性も低く、堅実にプラスにできる

4.分散投資を心がけろ

5.投資スタイルをきちんと使い分けろ

  • グロース投資の場合は、すぐ利が乗らない場合はすぐ処分する
  • バリュー投資でいう良い会社
    • 事業規模がでかい
    • 市場占有率が圧倒的である
    • 構造的優位性
    • 太刀打ちできない無形資産(ブランド)
    • ユーザーや顧客によって乗り換えコストが大きすぎる
  • バリュー投資はみんなが買いたくないときに買う
  • バリュー投資はビジネスの経験があるほうが有利

6.長期投資と短期投資のルールを守れ

  • 長期投資なら上場して20年くらいたっている銘柄に投資したい
    • 過去20年の営業CFや配当をチェックする
  • フェロモンむんむんの会社は長期投資には向かない

7.マクロ経済学がわかれば、投資家としての洗練度が格段に上がる

8.市場のセンチメントを軽視するやつは儲けの効率が悪い

9.安全ののりしろを持て

10.謙虚であれ