ここ数ヶ月のPFの動かし方で、今後十数年のパフォーマンスが決まる気がする。
今後数年の投資戦略を考えて、メモがてら書いていく。
株価=S&P と読み替えてもらえればいいと思う。
私見はあまりなく、そこらへんにある情報をまとめただけ。
なぜ株価は下げたのか?
S&Pは2/20の高値3340あたりから3/20の2200あたりまで33%程度一気下がった。
理由は当然コロナによる経済低迷。
原油価格が...みたいな話もあるが、結局原油価格下落の原因もコロナによる需要減なのでコロナに絞った方がクリアだと思う。
コロナウイルスの感染を抑えるための方法で今もっとも有効なのはロックダウン。
ロックダウンは経済停滞という強烈な副作用がある。
どっかのリテール調査会社の出した売り上げ調査でも2020/3月の売り上げが前月比前年比ともに強烈に下がっていることがわかる。
これが信用できるソースかどうかはわからないが、直感と違わないからまぁいいかな。
株価はこのあたりを織り込んで下がっていった。
なぜ株価は上がったか?
S&Pは 3/20 2200あたりからの4/14 2850まで30%程度一気に上がった。
これはFRBの対応をマーケットが評価したから。
3/16にゼロ金利と7000億$(74兆円)の量的緩和を発表。
4/10に250兆円規模の経済対策を発表。
FRBの大胆な施策をマーケットが好感を示し株価は上がった。
株価はどこまで織り込んでいるか?
こちらのレオスの資料を参考にさせてもらう ->
ひふみアカデミー2020年4月【ひふみ投信運用報告
今の株価は4月まで感染拡大(2Qの売り上げ減)はコンセンサスで織り込み済みという見立てらしい。
バイサイドのプロが言うならそうなのだろう。
逆に言うと4月以降の感染拡大(3Q、4Q)は織り込み済みでないとのこと。
コロナはいつ収束するか?
news.yahoo.co.jp
ワクチンも抗ウイルス薬・・・治療剤も急にはできない。
ワクチンも少なくとも数年はできない。
薬はおそらく、すでに人で使われている薬の中で
このウイルスに対して有効な薬が
見つかってくると思うんですよ。
ベストのものじゃないにせよ。
今の状況をしのげるような薬が見つかってくるので
それが見つかってくれば
少し安心、できますよね
で、その次の年も流行はするんです。
それはなぜかというとウイルスは世界中から消えてなくならないというのと、
日本にはまだ感染していない人がたくさんいるので、
感染する可能性がある
ただ長期戦になることは確か、
年単位の長期戦になることは確か
プロが言うんだからそうなんだろう。
- ワクチンが出るのは(1,2年ではないと言う雰囲気の)数年後。つまり完全終戦は数年後。
- 治療薬は近いうちにそこそこのが出る
- 長期戦になる
治療薬はそれっぽいのが出てくるが完璧とは言えず、医療は逼迫を続ける。
各地でのロックダウンは数年程度ダラダラ続く。
その間は消費は冷え込み続ける。
つまり、今の株価は楽観的、高すぎかもしれない。知らんけど。
withコロナの株価はどうなるか?
ワクチンが出るまでの数年間、ダラダラロックダウンを続ける期間を withコロナ期 とする。
この間株価はどうなるのだろう。
悲観的だ。
ロックダウンが続けば消費は冷え続ける。
雇用率も下がる。
医療体制が整うまでは不安が消えず、政治不安も起こる。
市中にマネーが出回っても使う機会がないんじゃないか。
マーケットは不確実性を嫌う。出口(ワクチン)が見えるまで株価は低迷すると思う。
afterコロナの株価はどうなるか?
医療体制が整い、いい感じの薬も出揃い、ワクチンも目ぼしいものが出てきた時をafterコロナ期とする。
ここでは、市中に大量に出回ったマネーが一気にリスク資産に向かう。
株価は上がる。
ゴールドは?
withコロナ期の投資先として期待できる。長引く不安 x 市中にあふれたマネーの行き先としては強そう。
現在バレル$20前後。政治的要因でも値動きしてるようだが、原油需要が戻らないとしっかりとした上昇は見込めない気がする。
原油需要が戻るときはコロナが収束しているとき。
原油に投資するなら株に投資するなーって気持ち。
ニュースとしては面白い。
ポジションの推移はどうすればいいか
今
キャッシュポジションを作る。withコロナ期に息切れしないように体力を作っておく。株:現金&債権:ゴールド=3:6:1的なイメージ。
withコロナ期
低迷期に米国株のポジション積み上げる。株:現金&債権:ゴールド=8:1:1とかのイメージ。
最後に
暗い感じの内容が多くなったけど、長期的には楽観的です。人類はこれを乗り越えて繁栄を続けるはずです。