上巻目次
第1部 認知革命
- 【1】唯一生き延びた人類種
- 【2】虚構が協力を可能にした
- 【3】狩猟採集民の豊かな暮らし
- 【4】史上最も危険な種
第2部 農業革命
- 【5】農耕がもたらした繁栄と悲劇
- 【6】神話による社会の拡大
- 【7】書記体系の発明
- 【8】想像上のヒエラルキーと差別
第3部 人類の統一
- 【9】統一へ向かう世界
- 【10】最強の征服者、貨幣
- 【11】グローバル化を進める帝国のビジョン
下巻目次
メモ書き
- 15万年前、何種類かの人類種とともにホモ・サピエンスも暮らしてた。
- その中で唯一ホモ・サピエンスのみが残ったのはなぜか。
- 認知革命ががあったから。
- 認知革命とは、言語でメッセージを伝えるだけではなく、物理的に実在しないものを信じたり語ったりできる能力。
- 例: サルはライオンの襲来を仲間にメッセージできるが、神の存在を説明したり信じたりすることはできない
- 認知革命によってもたらされるものは、150人以上の統率。神や法律を作り、信じさせることにより、強力な統率力をもたらす、
- 次第に、認知革命が生み出す虚構はゲノムを超越しだす
- 例: 生殖を断つ政治的エリートや僧侶。中国の去勢した政治家。自殺。
- 生物学的ルールよりも、認知革命によって生み出される虚構の影響力が大きくっていく
- 資本主義も認知革命が生み出したもの
- 狩猟から農耕への移行は紀元前13000年くらいから徐々に。はじめは穀物エリアに四週間くらいの滞在。徐々に改良を重ねて長くなった。
- 移動がなくなるので出生率あがる。より動けなくなり定住化していく。
- 暮らしは辛くなったが、人口は増えた
- 進化的には成功したが、個々の幸福度は落ちた
- 書記体系により農耕や神話、法律による統制はさらに加速
- さらに、ヒエラルキーの登場。生物学的、遺伝学的には無意味
- 貨幣は最も成功した相互信頼の制度
- 貨幣の登場により資本主義は加速
- 帝国主義の蔓延
- グローバリゼーション、資本主義社会へと繋がる
- 科学について。無知を認めることから始まった。宗教を否定する認知力。数学能力が必要とされ、テクノロジーが大きな力を得た。テクノロジーが宗教またはイデオロギーと結びついた時のみそのエリアの科学は進化。お金が出るから。
- 15世紀からヨーロッパ西部が歴史に台頭してくる。進んだ科学を武器に。当時は中国やアラブの方が国力は上だった。
- ヨーロッパはアラブを超えてインドに行きたかった。大航海時代に。
- なぜヨーロッパなのか。
- なぜ他国はついづいできなかった。
- 神話と社会構造が同じだったから
- 資本主義と近代科学が発達していた
- 無知を知っていた。常に科学者を船に乗せた。
- コロンブスが大きな転機。アメリカ大陸の発見により、無知を認めざるを得なかった。
- 資本主義の台頭は信用を前提。信用は経済のパイの増加が前提。
- アジアは軍人が税金を徴収していた。
- ヨーロッパは商人が投資。
- 税金は嫌がるが、投資は喜んでする
- 大陸発見により投資はさらに加速する
- お金があればかてる。
- オランダは小国だがスペインに勝った。
- 傭兵をやとった。残りで国力で外に出た。
- 金融法を整理した。法整備のおかげで信用が集まり、お金が集まった。
- フランスはバブル崩壊でイギリスに負ける
- フランス革命の引き金
- 資本主義は暗い面もあれ素晴らしい仕組み。しかし、このまま経済のパイを伸ばし続けられるのか。
- 認知革命後に人間は幸福になったか