「市場は間違える、だからチャンスがある」を読んだのでメモ

市場は間違える、だからチャンスがある

ジョージ・ソロスっていう随分と投資の有名な人がいるらしい。その人と一緒に働いてた日本人のファンドマネージャーの本っていうのでなんとなく読んでみた

ソロスの再帰理論

投資参加者は不完全な情報から非合理的に選択する。市場価格は投資家の間違いと、市場価格それ自体を判断材料として織り込み、間違って膨れ上がって行く。

バブル崩壊のパターン

  • テーマがある
    • 例: IT革命、仮想通貨
  • バイアス。投資家が信じ出す
    • 例: 不動産は下がらない、仮想通貨は下がらない
  • 再帰系のサイクルが回り出す
    • 例: いなご、みんな買うから俺も買う
  • トレンド認識され、価格が近郊水準から離れて行く
  • 一時的に下落する
  • トレンドが長引き、バイアスが強化される
    • 例: 一回下げてもまた復活、これは本物や!

日本バブル

プラザ合意後、急激な円高で輸出産業苦しむ。その後、低金利政策が続き、景気が過熱。さらに、88年に公共事業拡大。日銀利上げタイミング失い過熱が止まらなくなった。

ブラックマンデーもおこり、日本が経済のストッパー役を求められる、利上げできなくなった。直接金融発達で銀行の融資減った。不動産を担保に微妙な案件に融資、不正融資へ。

Itバブル

アメリカ経済の地盤よかった。ITによってニューエコノミーが来たと信じられた。IT技術によりインフレしないで持続的に成長し続けられると信じられた。利下げしたい時期にアジア通貨危機起こった。利下げできなくなりバブルへ。

サブプライム

Itバブル後、デフレに苦しんだ。さらに、911。リフレ政策へ。アメリカの国債を日本が大量に買い、世界にドルが供給。低金利で経済上がり出す。低金利なので住宅ビジネス過熱しバブルへ。

いろんなバブルの歴史をしれたのがおもしろかったかな。今もバブルなのかな。まだかな。