世界第3位のヘッジファンドマネージャーに 日本の庶民でもできるお金の増やし方を訊いてみた。を呼んだのでメモ

世界第3位のヘッジファンドマネージャーに 日本の庶民でもできるお金の増やし方を訊いてみた。

今後の投資戦略の軸となる戦略を与えてくれた本。

内容としては、国内株式、外国株式、国内債券、外国債権、代替投資(国内REIT、金、VIX)の7銘柄で運用しましょう。米国金利で判断できる景気の動向に従って積立する資産クラスを変えましょう。結果、ポートフォリオが動的に組み替えられて最適化されていきますよというもの。

景気には四季があり、それは米国の短期金利長期金利、長短金利差の3つによって測れる。そして、その景気の四季によって積立の資産クラスを変えて積立しましょうというのが筆者の主張。

景気の四季の判断と、積立資産クラスは以下のようになる。

春: 景気はよくなっていき株価は上がる。

夏: 景気はいいが過熱気味。株はまだ上がる。

秋: 景気は減速。景気悪化が予想される。株価は下がる。

冬: 景気悪いが、ずっと悪くならない。株価は下がる。

現在の景気の四季は塚口直史さんのサイトで教えてくれる模様。ちなみに今(2018/03/08)は秋に差し掛かった夏の模様。国内株と代替投資に投資する時期ですね。

2030年ジャック・アタリの未来予測を読んだ。メモ。

2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!

目次

  • 第1章 憤懣が世界を覆い尽くす
  • 第2章 解説
  • 第3章 九九%が激怒する
  • 第4章 明るい未来

目次メモ

第1章 憤懣が世界を覆い尽くす

順調にみえる世界

向上し続ける生活水準/続伸する平均寿命/減少する極貧/コスト削減の推進/新たなコミュニケーション手段の普及/ 農業、教育、医療の分野におけるイノベーション/技術進歩によって減る苦役/企業組織の大変革/ 共有経済〔シェアリングエコノミー〕の発展/協働と利他主義の推進/強化される民主主義/ パクス・アメリカーナは健在/環境問題に対する意識の高まり/人類の団結/国際法の支配強化/暴力の減少 。一方、、、。

世界では多くの重要なことが、悲惨な状態になりつつある

高齢化する世界人口/医療サービスの乏しい地域での人口爆発/移民の恵まれない境遇/地球環境の悪化/ 気候変動が世界におよぼす悪影響/農業の暗い未来/低迷する経済成長/加速する富の偏在/ 貧困化する先進国の中産階級/はびこり続ける極貧/破綻寸前の教育システム/破綻寸前の医療システム/ 脆弱な国際金融システム/膨張し続け、制御不能に陥る公的債務/債務軽減の窮余の策:マイナス金利の適用/ 知的所有権の侵害/失われる報道の自由/民主主義の後退/国家を牛耳る大企業/吹き荒れる保護主義の嵐/ 超大国アメリカの危うい経済成長/不透明な中国の経済成長/政治力のないヨーロッパ/ 頭角を徐々に現すロシアやインド/能力不足の国際機関/社会と家族の崩壊/カルトと原理主義者の台頭/ 勢力を伸ばすカルト集団や犯罪組織などの非国家組織/地政学的戦略の混乱と暴力の再燃

第二章 解説

  1. 現在までのところ、政治と経済の自由に基づく社会組織は、世界で最も優れた制度だったことが明らかになった
  2. しかしながら今日、このシステムは機能不全であり、世界は奈落の底へ突き落とされる寸前である
    • 行き過ぎた市場主義。国、民主主義の影響力小さくなる。
  3. 今日、市場はグローバル化され、法の支配のない状態にある
  4. 国内に閉じこもる民主主義はますます空虚になり、民主主義が現実に対しておよぼす影響力は減る一方である
    • 大企業の影響力大きくなり、政治が大企業に支配される
  5. 袋小路に陥り、怒りが爆発する
  6. 自由を断念することなく.大惨事.を回避するための二つの解決策て
    • 市場が解決してくれると期待し続ける(ユートピア的世界)
    • 協調性のある社会の構築(利他性)

第三章 九九%が激怒する

世界をよりよい方向に向かわせる

今から二〇三〇年までに、経済成長と社会調和の源泉が変化するのはほぼ間違いない。二〇三〇年、多くの分野においてポジティブな変化があるが、、、

このままでは、世界は大混乱へと向かう

人口学的観点からみたマイナス傾向/ますます悪化する公害/気候変動による影響は深刻化/水資源の枯渇/ 悪化する食糧事情/移民の増加/イノベーション労働市場に衝撃をもたらす/富は集中し続ける

激怒の社会構造

不均衡の増幅/怒りを表す手段が増える

世界中で怒りが爆発

第四章 明るい未来

  • 自分自身に働きかける
  • 世界のために行動を起こす

2018年1月の資産運用収支報告

今年から勉強がてら資産運用はじめました。ほったらかし投資術に感銘を受け、インデックス投資中心にやってみようと思いました。せっかくなので、投資記録を公開していきます。

ポートフォリオは?

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なんでこのポートフォリオ?

ベースはマネックス投資信託支援アプリのanswerに従いました。自分なりのアレンジとしては、債権の保有率をごっそりおとして、日本株に寄せてます。理由としては、

  1. 日本の金融政策は引き続き緩和傾向な気がする。CPI2%達成までは異次元緩和続きそう?財政的にも引き締めは厳しそうだし。過熱感もそこまでなさそうだし、イールドコントロールが続きそう。
  2. 円安になりそう。アメリカ本格的利上げの見通しが強いので。
  3. オリンピック需要ありそう。

以上の勝手な理由で、債権を減らし、その分日本株重めのポートフォリオにしてみました。

なんかロシア株とか混ざってるけど?

これは、塚口直史さんのシミュレーション思考を読んで、ロシア市場や原油市場の感度高めたいと思ったので買ってみました。勉強代です。塚口さんの本はとても勉強になったのでおすすめです。

銘柄は?

投資銘柄リスト

今後の方針

基本ほったらかしの予定です。ちょっと気にしておこうかなっていうのは、米のイールドカーブ。フラット化してきた場合は債権比率あげたほうがいい?あとは、日銀の国債買いオペ終了。国債金利暴騰の流れとかになったらいろいろヤバそう。そしたら、外国債へ移行かなぁ。。一ヶ月にごとに更新する予定です。

投資銘柄リスト

※ 2018/07/02追記

信託報酬安い + 手続き楽という理由でインデックス投資信託がメインです。ノーロード、信託報酬安い、資産総額多いという理由で選んでます。一部投資信託にない銘柄は、ETFで買ってます。

積み立て中

保有

サピエンス史。読んだメモ。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

上巻目次

第1部 認知革命

  • 【1】唯一生き延びた人類種
  • 【2】虚構が協力を可能にした
  • 【3】狩猟採集民の豊かな暮らし
  • 【4】史上最も危険な種

    第2部 農業革命

  • 【5】農耕がもたらした繁栄と悲劇
  • 【6】神話による社会の拡大
  • 【7】書記体系の発明
  • 【8】想像上のヒエラルキーと差別

    第3部 人類の統一

  • 【9】統一へ向かう世界
  • 【10】最強の征服者、貨幣
  • 【11】グローバル化を進める帝国のビジョン

下巻目次

  • 【12】宗教という超人間的秩序
  • 【13】歴史の必然と謎めいた選択

    第4部 科学革命

  • 【14】無知の発見と近代科学の成立
  • 【15】科学と帝国の融合
  • 【16】拡大するパイという資本主義のマジック
  • 【17】産業の推進力
  • 【18】国家と市場経済がもたらした世界平和
  • 【19】文明は人間を幸福にしたのか
  • 【20】超ホモ・サピエンスの時代へ
  • あとがき 神になった動物

メモ書き

  • 15万年前、何種類かの人類種とともにホモ・サピエンスも暮らしてた。
  • その中で唯一ホモ・サピエンスのみが残ったのはなぜか。
  • 認知革命ががあったから。
  • 認知革命とは、言語でメッセージを伝えるだけではなく、物理的に実在しないものを信じたり語ったりできる能力。
    • 例: サルはライオンの襲来を仲間にメッセージできるが、神の存在を説明したり信じたりすることはできない
  • 認知革命によってもたらされるものは、150人以上の統率。神や法律を作り、信じさせることにより、強力な統率力をもたらす、
  • 次第に、認知革命が生み出す虚構はゲノムを超越しだす
    • 例: 生殖を断つ政治的エリートや僧侶。中国の去勢した政治家。自殺。
  • 生物学的ルールよりも、認知革命によって生み出される虚構の影響力が大きくっていく
  • 資本主義も認知革命が生み出したもの
  • 狩猟から農耕への移行は紀元前13000年くらいから徐々に。はじめは穀物エリアに四週間くらいの滞在。徐々に改良を重ねて長くなった。
  • 移動がなくなるので出生率あがる。より動けなくなり定住化していく。
  • 暮らしは辛くなったが、人口は増えた
  • 進化的には成功したが、個々の幸福度は落ちた
  • 書記体系により農耕や神話、法律による統制はさらに加速
  • さらに、ヒエラルキーの登場。生物学的、遺伝学的には無意味
  • 貨幣は最も成功した相互信頼の制度
  • 貨幣の登場により資本主義は加速
  • 帝国主義の蔓延
  • グローバリゼーション、資本主義社会へと繋がる
  • 科学について。無知を認めることから始まった。宗教を否定する認知力。数学能力が必要とされ、テクノロジーが大きな力を得た。テクノロジーが宗教またはイデオロギーと結びついた時のみそのエリアの科学は進化。お金が出るから。
  • 15世紀からヨーロッパ西部が歴史に台頭してくる。進んだ科学を武器に。当時は中国やアラブの方が国力は上だった。
  • ヨーロッパはアラブを超えてインドに行きたかった。大航海時代に。
  • なぜヨーロッパなのか。
  • なぜ他国はついづいできなかった。
  • 神話と社会構造が同じだったから
  • 資本主義と近代科学が発達していた
  • 無知を知っていた。常に科学者を船に乗せた。
  • コロンブスが大きな転機。アメリカ大陸の発見により、無知を認めざるを得なかった。
  • 資本主義の台頭は信用を前提。信用は経済のパイの増加が前提。
  • アジアは軍人が税金を徴収していた。
  • ヨーロッパは商人が投資。
  • 税金は嫌がるが、投資は喜んでする
  • 大陸発見により投資はさらに加速する
  • お金があればかてる。
  • オランダは小国だがスペインに勝った。
  • 傭兵をやとった。残りで国力で外に出た。
  • 金融法を整理した。法整備のおかげで信用が集まり、お金が集まった。
  • フランスはバブル崩壊でイギリスに負ける
  • フランス革命の引き金
  • 資本主義は暗い面もあれ素晴らしい仕組み。しかし、このまま経済のパイを伸ばし続けられるのか。
  • 認知革命後に人間は幸福になったか